コラム「たるみの原因」
表皮の乾燥に要注意
肌は「表皮」、「真皮」、「皮下組織」の3層から成り立っています。その中でも、「表皮」と「真皮」は肌のたるみ・シミの原因に大きく関わっています。
表皮は肌の一番表面にある層です。よく耳にする「角質」は表皮の一部で、表皮の一番上にある部分を「角質層」と呼びます。
角質層は、約30%が水分でできており、細胞の中に天然保湿因子を持っているため、本来しっとりとしています。細胞間にはセラミドや脂質などでできた多重層構造があり、さらに保水しています。また、皮膚表面には皮脂腺と汗腺からの分泌で「天然クリーム」ともいわれる皮脂膜ができ、角質層からの水分の蒸発を防いでいます。
このようにして、肌はなめらかでハリを保っていますが、加齢とともに、これらの天然保湿成分は減少していき、乾燥しやすくなります。これが、シワ・たるみの起因です。
乾燥すると角質層ははがれやすくなり、隙間ができやすくなります。その隙間を通して水分が失われていくので、表皮はますます乾燥し、角質層は弾力を失って細かい亀裂ができ始めます。結果、小じわができてくるようになるわけです。
コラーゲンの減少が真皮を衰えさせる
また、「真皮」の衰えも、たるみ・シワの原因となります。
真皮は表皮の下にあり、約70%がコラーゲンでできています。コラーゲンは真皮中に網目状に広がり、真皮の弾力を維持しています。エラスチンはコラーゲンのところどころに存在し、コラーゲンの構造を支えるように働いています。これらが古くなって弾力を失うことが、シワの最大の原因です。
弾力が失われる理由は、コラーゲンやエラスチンが加齢とともに減少していくからです。
加齢以外にも、紫外線も理由のひとつです。紫外線はコラーゲンを硬く変質させ、量を減らします。その結果、弾力を失うだけでなく、真皮自体を薄くしてしまい、シワをつくりやすい状態にしてしまうのです。
抗酸化成分が真皮の衰えに有効
たるみの原因も基本的にはシワと同じです。コラーゲンが弾力を失うと、重力に逆らえなくなり、下垂してたるんできます。たるみは脂肪の多いところに現れることが多く、顔の場合は、目の下や頬、フェイスラインなどにたるみが目立ってきます。
「真皮」の衰えを防ぐには、ビタミンCやB群、レチノールやプリフェノール等の抗酸化成分が有効です。また、女性ホルモンに似た働きをする成分(大豆イソフラボン等)配合の化粧品も、シワやたるみケアに期待ができます。









